東濃ひのきと白川の家 株式会社 ミノワ

木造の知識

木造の知識-目次
このページでは、木造住宅に対する情報を色々と紹介しています。家造りのご参考にしてください。

木造住宅の特徴

木材
住宅の主要材
強度
丈夫さについて
防火性
燃え易さについて
温熱環境
温度や湿度の話
耐久性
どれだけ長持ちするか
建築コスト
お金のはなし
環境性能
環境負荷について

木材

柱や梁といった、住宅の主要構造の材料には、木、鉄骨、コンクリートなどが使われています。なかでも最も多く使われている材料が木で、日本など先進国の多くの建物が木造で建てられています。木材は、構造的な強度では鉄骨に及びません。また防火性の面では、コンクリートの方が優れています。しかし、強度、耐久性、価格など、総合的なバランスに優れた材料で、一般の住宅にはもっとも適した材といえます。

強度

木材と鉄を比べれば、鉄のほうが丈夫な材料です。しかし、これは同じ断面あたりの話であって、実際に使う部材は太さが違うことに注意しなければいけません。また、木材は軽い材料です。地震時にかかる力は加速度×質量なので、地震時には重い建物ほど大きな力がかかることになります。

木材は、圧縮や引張りなどの、軸に対して平行な力に対しては極めて強く、垂直な力に対しては弱いという特性があります。例えば、割り箸などを引っ張ってちぎるとか、押しつぶすのは難しいですが、折ることは簡単にできます。建物では、梁などの横架材や、地震時の柱などにこういった横方向の力がかかります。特に地震時に1階と2階が変形すると、柱に横向きの力が働き、破壊されることがあります。これを防ぐために、筋交いや面材を施工し、横方向の力に耐える工夫をします。

家というのは、一軒一軒、間取りも地盤も仕様も異なります。木造だから安心とか、鉄骨だから安心とか、一概には言えません。大切なことは、一軒一軒の家の間取り、地盤、構造をしっかりと検討することです。また、建築基準法というのは最低限の目安なので、建築基準法をクリアすれば安心という考えは捨てなければいけません。詳しい話は、地震に強い家とは?の項を参照してください。

防火性

木造住宅の一番の欠点は、防火性です。木材の引火温度は260度と言われ、いったん火が点くとよく燃えます。ただし、木材は燃え出してからも強度の低下は少ない材料です。例えば鉄は、260度で5分ほども加熱すれば強度は半減してしまいますが、木材であれば強度低下は1割ほどだと言われます。このため、木造の家は鉄骨より安全と言う見方もあります。

ただ、実際の火災の死亡原因というのは、煙による中毒死や逃げ遅れが原因であることがほとんどなので、重要なのは構造の違いよりも内装の違いといえます。火に強い家というのは、コンクリート剥き出しの内装仕上げや、下地から仕上げまで不燃材で造られている家のことです。このようなことから、火を使う部屋では内装材が制限されています。また、石膏ボードなどの不燃材を貼ることで家の耐火性を高めることも大切です。

温熱環境

温熱環境とは、気温、湿度、日射などの総合的な熱環境のことです。これらはお互いに密接に関わりあっていて、家の快適性の決め手といえます。木材が、鉄骨やコンクリートに比べて格段に優れているのがこの温熱環境の分野で、木材の様々な特性が、人に快適な温熱環境を整える手助けをしてくれます。例えば木材の熱の伝わりやすさは、鉄の1/400、コンクリートの1/10程度です。このことは、家を断熱する上で有利なだけでなく、人が触れたときの暖かさにも影響してきます。例えば、20度の空気は快適ですが、20度の水には冷たくて入っていられません。空気と水とでは熱伝導率が20倍以上違うために、体感としてこのような差が生じます。人が直接触れる床や壁などには、なるべく熱伝導率の低いものを使うのが家を快適にするコツです。また木材の優れている点として、調湿機能があります。これは湿気を吸ったり吐いたりして、家の湿度をなるべく一定に保ってくれる性質のことです。快適な温熱環境の実現には、温度と同じくらい湿度のコントロールが重要になるので、木の調湿機能はとても貴重なものです。

耐久性

木材は、鉄やコンクリートに比べて、長寿命な材料です。鉄やコンクリートには、酸化(錆びる)という欠点があり、これを防ぐためには大きなコストがかかります。しかし木材は、1000年経っても、伐採時の強度を維持することが確かめられています。ただし、木材にも腐りや割れといった欠点があるので、これを防ぐために、きちんとした施工をし、壁の中を乾燥状態に保つことが大切になります。

建築コスト

建築費は仕様によって変わるので一概にはいえませんが、一般的な仕様の場合、木造<鉄骨住宅<鉄筋コンクリート住宅、の順で値段が高くなります。木造の家は他の家に比べて軽いことなどから、地盤補強や、解体費なども安く抑えることができます。

環境性能

米語辞書ニューオックスフォード・アメリカンディクショナリーが2006年の言葉大賞に「カーボン・ニュートラル」を選びました。

植物は、光合成によって空気中の炭素を固定化します。燃やせば炭素が排出されますが、木などは短期間で生育し、空気中の炭素を再び蓄えてくれるために、環境への負荷はないと考えられます。このような考え方が「カーボン・ニュートラル」です。

これにたいして石油などは、一度燃やしてしまうと、排出された炭素をもう一度固定化するのにどれだけの時間がかかるのかすら、分かりません。そこで温暖化ガスを減らすために、なるべくカーボンニュートラルな原料を使おうという機運が高まっています。

また、木造の家は建築時にかかるエネルギーも低く抑えることが出来ます。木材の、山から切りだし、運搬、製材、乾燥、といった流れに対して、鉄鉱石から製鉄するためには多くのエネルギーを必要とするからです。

更新日 (2007/06/08)

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