東濃ひのきと白川の家 株式会社 ミノワ

木造の知識

木造の知識-目次
このページでは、木造住宅に対する情報を色々と紹介しています。家造りのご参考にしてください。

断熱材の紹介

グラスウール

特徴

グラスウール(以下GWと表記)は最もポピュラーな断熱材であり、現在も日本の断熱材の中で最大のシェアがあります。GWは各種鉱物や廃ガラスなどを繊維状に加工したものです。用途や見た目などからアスベストと混同され、危険なものと誤解されがちですが、IARC(国際ガン研究センター)で安全性が確認(グループ3:発がん性を分類できない )されていて、現在のところ、最も安全な断熱材の一つです。また、古くから存在する断熱材のため、リサイクルの仕組みも進んでいます。熱伝導率はプラスチック系に劣るため、厚めに施工することが一般的です。

施工方法

GWは、水蒸気をそのまま通すので、冬季の外壁など、冷やされた部分で結露が発生してしまいます。これを防ぐために、GWは施工する時は防湿層の施工が必要となります。防湿層とは、グラスウール内部に水蒸気が入り込まないようにするためのものです。普通は、GWの内側に、防湿層と気密層を兼ねたシートを貼ります。また、コンセント回りなどには特別な製品を用います。

内側に防湿層を施工し、外側には通気層を設けます。通気層は内部の水蒸気を逃がす、遮熱、外壁からの雨水の排水などの役割があります。通気層が効果を発揮するように、GWの外側には透湿性のある建材を施工することが基本となります。

またGWは、気流が発生すると断熱性能が発揮できません。このため、気流止(ファイヤーストップ)とよばれる施工をすることで、断熱層で気流が発生しないようにします。気密シートを適切に施工すれば、気流止も兼ねることができます。

参考HP

樹脂系ボード断熱材

特徴

樹脂系ボード断熱材には、EPS、硬質ウレタンフォーム、押出し法等、様々な種類があります。樹脂系断熱材の特徴としては、断熱性能に優れていること、透湿性がないこと、燃えやすいこと等があります。断熱性能に関しては、同じ厚みであれば最も優れた断熱財です。ただ、厚く施工しにくいという制約があるため(*1)、家全体の断熱性能を高くすることは難しいと言えます。

熱抵抗値などはもっとも優れています。 また、樹脂系断熱材の外断熱工法は施工が容易なため、施工不良が起きにくい断熱方法です。しかし、防火性や温暖化ガス排出の問題もあります。

施工方法

樹脂系ボード断熱材は、基本的に建物の柱や梁などの、外側に貼って行きます。この施工法のことを、外張断熱とか、外断熱と言います。外張断熱は、基本的に建物の外側に貼って行くだけなので、断熱欠損(断熱材の隙間)は少なく、施工ミスも少ない断熱方法です。ただ、屋根の施工は垂木を二重にするなど手間がかかり、慣れないと気密性能が悪くなります。

樹脂系の断熱材はそれ自体で気密をとることも可能ですが、劣化の恐れがあるため、気密シートを施工するようにします。気密シートの位置はどちら側でも問題は起きないと思いますが、断熱材の内側に施工した方がより安全です。少々隙間が開いても、断熱性能に大きな影響はありませんが、気密性には致命的です。

参考HP

発泡ウレタン

特徴

発泡ウレタンとは、現場で躯体にウレタンを吹き付ける方法です。ウレタンなので樹脂系の断熱材ですが、現場で発砲させることで充填断熱材として簡単に使用できます。この断熱材は吸放湿性があり、断熱性能も高く、気密性も良く、コストも比較的安い断熱方法です。ただ、樹脂系断熱材の宿命として、燃えやすいという欠点があります。充填断熱として使用するので、外断熱に樹脂を使う時よりも、リスクは高くなると言えます。また、柱や梁などに接着するため、将来建物を壊す時にリサイクルし難いだろうと想像されます。

施工

注意点は通気層を設けることくらいで、特に難しいことはありません。気密、断熱ともミスは起きにくく、外断熱に比べて熱劣化や紫外線劣化の問題も起きにくいと考えられます。また、発泡ウレタン自体の施工は、専門の業者が行います。

ロックウール

原料となる鉱物(炭化カルシウム等)が異なる以外は、グラスウールと良く似ています。グラスウールとロックウール、どちらにも共通して言える特徴として、燃えにくいという特徴があります。この特徴はプラスチック系断熱材に比べて非常に優れていて、断熱材を選ぶ上でのポイントです。

参考HP

セルロースファイバー

特徴

天然の素材を用いた断熱材を、自然系断熱材とよびます。 セルロース・ファイバーは、パルプや古新聞を綿状にしたものです。吸放湿性があるので、防湿層などの施工が必要ないほか、湿気対策にも効果が期待されています。また防音効果も高く、ミノワで施工した断熱工法の中では最も防音効果があるように感じます(実際に計測したことはないので正確な事は分かりません)。

ただ、自然系とは言っても、不燃処理のためにホウ素が添加されています。ホウ素の量は微量なので、健康には問題ないとのことです。詳しくは下記リンクをご覧下さい。

自然系断熱材としては、他にもコットン、ウール等がありますが、いずれもコストが高いため、自然系断熱材としては割安なセルロースファイバーが普及しています。

参考HP

木質繊維ボード

特徴

植物の繊維を原料に作る断熱材。亜麻繊維、木材、杉の皮、など、原材料によって様々な種類があります。日本には大量の森林資源があるので、それを生かした将来の自然系断熱材として期待されています。また、炭素をストックしながら省エネにも貢献するため、二酸化炭素排出の抑制にはとても効果的な断熱材といえます。現在はコストが高いのですが、広く普及すればコストはかなり下がるはずです。

施工方法

施工方法は外張断熱の一般的な方法と似ていまが、吸放湿性を生かすために、気密層には工夫が必要となります。

フェノールフォーム

特徴

フェノール樹脂を発砲させてボード状にしたもの。 従来のプラスチック系断熱材は燃えやすいというのが、最大の弱点でした。この断熱材は、現在のプラスチック系断熱材の中ではもっとも燃えにくい断熱材として、現在注目されています。断熱性能にも優れていますが、水濡れには弱く、値段も高いのがネックです。ミノワでは、外貼り断熱の場合はこの断熱材を用いています。

施工

施工方法は樹脂系断熱材と同じです。水ぬれに弱いため、基礎断熱には使用できません。

参考HP

その他の建材

塗料状のものや、シート状の、断熱素材もあります。これらは、基本的に遮熱用の建材なので、それだけではあまり効果を発揮しません。断熱材と組み合わせることで、夏季対策などに役立てることができます。

更新日 (2005/010/12)

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