Posts Tagged 温熱環境

木の建築フォラム

Posted on 金曜日, 1月 30th, 2009 at 09:01

先週のことになりますが、NPO木の建築フォラムが主催する「第12回木の建築フォラム」が、岐阜県恵那市で開かれました。

今回は「木造住宅の温熱環境と省エネルギー」というテーマで、坂本雄三先生(東京大学大学院教授)、鎌田紀彦先生(室蘭工業大学教授)といった、省エネ住宅の第一線でご活躍される先生方の講演がありました。
そしてその後のパネルディスカッションには、地場工務店を代表して、ミノワの社長も参加させて頂きました。社長のプレゼンは、「省エネ住宅への取り組み」ということで高断熱に取組始めた最初の一棟から、最近の建物までを振り返りました。なんとか無事に終わり、ほっとしています。

省エネ住宅というのは、快適でなければ意味がありません。住宅を省エネ化するには大きく分けて、「高断熱化(高気密)」、「省エネ設備の導入」、「間取りの工夫」、の3つが考えられます。それら3つのポイントを、お客様のご予算とライフスタイルに合わせて、いかにうまく組合わせるのかが重要だと、改めて考えさせられた今回のフォラムでした。

第12回木の建築フォラムの様子

第12回木の建築フォラムの様子

FFストーブ

Posted on 木曜日, 11月 6th, 2008 at 09:24

11月に入り、今年も冷え込みが厳しくなってきました。今朝も気温は3.4度まで下がっていて、氷が張るようになるのももうすぐだと感じます。そんな冬の寒さに備えて、今日はFFストーブの話を書きたいと思います。

ストーブを使う時は1時間に1度は窓を開けて、部屋の空気を入れ替えましょう、という注意を皆さんも聞かれたことがあると思います。これは、燃焼によって発生した一酸化炭素等による中毒を避けるための対策です。室内の酸素を燃焼させ、排気も室内にするタイプの開放式ストーブにはどうしてもこの種の問題がついてまわります。

一方FF式ストーブというのは、家の外の空気を燃焼させ(*1)、熱のみを家の中に取り込むタイプのストーブのことです。こうすることで、家の中の空気を汚すことなく暖房することが出来ます。愛知県や岐阜県ではあまり普及していませんが、東北や北海道では一般的に用いられている暖房方法です。

今の住宅はアルミサッシ等の普及により、普通の住宅においても家の気密性が高くなっています。家を新築されて、古い家に住んでいる時と同じ感覚で開放式ストーブを用いると、事故が起きる事もあるので注意しましょう(今は24時間換気が義務付けられているので、換気扇さえ止めていなければ問題は起こりません)。

FFストーブは、燃焼による水蒸気の発生も抑えられるので結露対策にもなるのですが、反面過乾燥という問題も引き起こします。過乾燥と言うのは、乾燥のしすぎの状態です。人にとって快適な湿度は40-60パーセントだと言われます。これが高くなりすぎると、結露やカビなどの問題を引き起こしますし、低くなりすぎると今度は風邪などにかかりやすくなります。この問題に対処するのは難しいのですが、ミノワでは換気量の調整、観葉植物の設置、洗濯物を室内で干してもらったりする等して対処してもらうよう、お願いしています。

*1.強制的に室外の空気を取り込み、ストーブ内で燃焼させた上で、燃焼に用いた空気も室外へ排気します。

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暖房方式

暖房方式

Posted on 月曜日, 1月 7th, 2008 at 18:13

高断熱住宅においては、新築時に冷暖房器具の設置をすることが標準的です。冷房に関しては、電気エアコンがほとんどなので(集中方式か分散方式かの違いはありますが)、迷うことはあまりありません。しかし、暖房には選択肢が豊富にあるため、悩ましい問題です。お施主様に相談されながら、私自身も、どれが良いのだろう?と悩んでしまします。

現在ミノワで採用している主な暖房方式をまとめてみますので、参考にしてください。

FF灯油ストーブ
壁に開けた穴を通して、吸排気を行う方式のストーブ。排気を外部に行うので、室内の空気を汚染しない。また、燃焼による水蒸気の発生も抑えてくれる。本州では珍しいものでしたが、高断熱住宅の普及に伴い増えてきました。外部に灯油タンクを設置する方式にすれば、灯油を入れる手間も省けます。
蓄熱式ストーブ
安い深夜電力を利用して、耐熱レンガを暖め、その熱を利用して暖房する方式。東北、北海道ではとても普及し、一部地域では電力のピークが深夜になってしまったという裏話もあります。
マキストーブ
木材を燃焼させます。マキストーブは熱量があり快適で、インテリアとしても人気があります。また料理などにも利用できます。ただ、マキの入手、煙突掃除等のメンテナンスも必要となるので、好きな方でないとお勧めできません。最近は、廃材を利用して固めたペレットを燃焼させるペレットストーブもあります。
床下暖房
外部の熱源で温めた不凍液を、床下の放熱板から放散させ、床下から温める方式。床暖房より、メンテナンス性が良く、コストも安く施工できます(床暖房に比べれば安いですが、他の暖房方式よりは高くなります)。この方式は、とにかく家じゅうの温度ムラが少なくなり、廊下でもトイレでも快適に過ごせます。熱源は灯油、ガス、電気、どれでも利用出来ます。

以上は本当に簡単な説明なので、実際に採用される際は良くご検討ください。他にも、床暖房、オイルヒーター、エアコン、などを組合わせることもあります。また、太陽熱を利用したパッシブ暖房などの考え方も面白いので、いずれ紹介出来ればと思います。

温度測定(8/4)

Posted on 土曜日, 8月 4th, 2007 at 09:22

小牧市の高断熱住宅の温度測定、8月4日の結果です。

高断熱住宅の温度
1階 2階
外部 内部 外部 内部
11時 34.2度 27.9度 35.8度 27.4度
12時 34.4度 27.4度 35.6度 27.9度
13時 34.8度 27.3度 35.9度 27.1度
14時 35.1度 27.1度 36.8度 26.5度
15時 35.8度 27.1度 37.7度 26.4度
16時 37.4度 26.9度 37.8度 26.3度
平均 35.3度 27.3度 36.6度 26.9度

16時に外気温が上昇するのは、建物が少し東にふっているために、西日があたるためです。

前回と同様に、壁掛けエアコン一台のみで冷房しています。

温度測定(7/29)

Posted on 日曜日, 7月 29th, 2007 at 09:15

温度計

小牧市で公開中の住宅の温度を7月29日に測定しました。
エアコンは2階に壁掛け式のものが1台あるだけですが、室温は28-29度くらいで安定していました。木材が湿気を吸ってくれるからか、カラッとしていて、とても快適な環境でした。この住宅は、しばらく見学できます。この快適さをぜひご実感ください。くわしくは、下記の記事をごらんください。

高断熱住宅の温度
1階 2階
外部 内部 外部 内部 エアコン消費電力
11時 32.7度 29.4度 34.6度 29.9度 1.9Kw
12時 34.0度 28.4度 35.6度 29.3度 1.8Kw
13時 34.8度 28.4度 36.7度 29.1度 1.4Kw
14時 34.9度 28.4度 36.4度 29.1度 1.4Kw
15時 34.3度 28.4度 35.6度 28.6度 1.35Kw
16時 33.7度 27.9度 34.8度 28.6度 1.35Kw
17時 32.4度 27.8度 34.8度 28.4度 1.1Kw
平均 33.8度 28.4度 35.5度 29.0度 1.5Kw
  • エアコンの消費電力は、太陽光発電に付属の電力モニタの数値から算出しています。
  • 温度計は、1階と2階の北側個室の窓の内外に設置しました。
  • エアコンの電源は、10時15分くらいにいれました。