Posted on 金曜日, 1月 30th, 2009 at 09:01
先週のことになりますが、NPO木の建築フォラムが主催する「第12回木の建築フォラム」が、岐阜県恵那市で開かれました。
今回は「木造住宅の温熱環境と省エネルギー」というテーマで、坂本雄三先生(東京大学大学院教授)、鎌田紀彦先生(室蘭工業大学教授)といった、省エネ住宅の第一線でご活躍される先生方の講演がありました。
そしてその後のパネルディスカッションには、地場工務店を代表して、ミノワの社長も参加させて頂きました。社長のプレゼンは、「省エネ住宅への取り組み」ということで高断熱に取組始めた最初の一棟から、最近の建物までを振り返りました。なんとか無事に終わり、ほっとしています。
省エネ住宅というのは、快適でなければ意味がありません。住宅を省エネ化するには大きく分けて、「高断熱化(高気密)」、「省エネ設備の導入」、「間取りの工夫」、の3つが考えられます。それら3つのポイントを、お客様のご予算とライフスタイルに合わせて、いかにうまく組合わせるのかが重要だと、改めて考えさせられた今回のフォラムでした。

第12回木の建築フォラムの様子
Tags: 温熱環境
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Posted on 金曜日, 11月 28th, 2008 at 17:28
11月20日ミノワ恒例の勉強会をおこないました。
今回は(社)住宅生産団体連合会から講師に来ていただき住宅の長寿命化について勉強しました
大まかにいえば
つくっては壊す最近の日本の住宅の有り方は、フロ-消費型の社会で建て替えコストの増加により個人の生活にゆとりがなくなるだけでは無く、資源の無駄遣いにもなる。
いいものをつくり、きちんと手入れし、長く、大切に使うストック型社会が、個人のゆとりある生活を実現し、地球環境問題(限りある資源、廃棄物問題)にも貢献できるため、転換が必要
ということでした。
具体的には構造躯体の耐久性、 構造躯体の耐震性、長期利用される構造躯体において対応しておくべき性能、(省エネ、バリアフリ-)内装設備の維持管理の容易性、住環境への配慮、変化に対応できる空間の確保、計画的な維持管理、住環境への配慮、などが木造住宅の場合長寿命化につながるというようなお話でした。
要するに今まさにミノワが目指している住宅です。
長寿命化住宅にはもちろんコストもかかる、住宅金融支援機構最長50年間返済の長期住宅ロ-ンも検討しているようですし、フラット35S(優良住宅取得支援制度)省エネルギ-性や耐震性等を施した住宅は貸し出し金利を優遇するという住宅ロ-ンも利用できます。このフラット35sは現在のミノワの家で充分利用できます
でも200年も家が建て替えられなっかたら、建築屋は仕事が無くなりますね・・・・・誠実に、いい仕事をする会社は最後まで残ると信じたい・・・・今日この頃な~んて
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Posted on 火曜日, 11月 18th, 2008 at 08:28
木材と言うのは、乾燥すれば縦方向に割れるものです。特にグリーン材と呼ばれる、乾燥していない木材は良く割れます。この木材の割れを巡って争われた裁判が4年前から行われており、今年ようやく結審しました。その裁判を担当した弁護士の方のセミナーを聞いてきたので、その中身を簡単に紹介したいと思います。
裁判の発端
1.構造材の割れを目にされたお施主様が、欠陥だと思い住宅会社に手直しを依頼
2.住宅会社が、その要求に従って1600万円をかけて改修工事を行った
3.原因は材木にあると考えた住宅会社は、材木屋さんを訴えた
住宅会社の主張
1.割れるような木材は欠陥である
2.欠陥品を頼んだ覚えはない
3.割れるなら、その説明義務があるはずだ
材木屋さんの主張
1.グリーン材ということは見積もりに書いてある。グリーン材が割れやすいというのは、業界の常識である。
2.そもそも木材というのは割れるものであり、割れても構造上問題はない
裁判所の結論
1.干割れが起きても、構造強度上問題はない
2.グリーン材が割れやすいというのは、専門家なら知っていて当然である
当然の主張が、当然に認められたという感想を持ちました。グリーン材が割れやすいということを知らなかったと、一般のお客様がおっしゃるなら分かります。しかし、専門家であるはずの住宅会社がそんな主張をするとは、ちょっと信じられないことです。
もう一つ重要な点は、無垢材の割れが強度上問題がないと認められたことです。これには専門家による意見書の主張が、そのまま認められたようです。ただ、これはあくまで木材と平行に割れた場合の話で、木材の繊維にたいして直角な割れは、補修工事が必要となります。この割れ方は通常は起きないのですが、木材の生育過程でダメージがあった場合など、ごく稀に起きることがあります。
講師の方は、無垢材と言うのは割れるものだと十分に説明することが大切だ、と強調されていました。僕らにとっては当然なことでも、お客様にとっては不安に思う事は多く、しっかり説明をしなければと改めて思いました。ただミノワの場合、主要構造材にはほとんど乾燥材を用いています。
Tags: ニュース, 木造住宅
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Posted on 木曜日, 11月 6th, 2008 at 09:24
11月に入り、今年も冷え込みが厳しくなってきました。今朝も気温は3.4度まで下がっていて、氷が張るようになるのももうすぐだと感じます。そんな冬の寒さに備えて、今日はFFストーブの話を書きたいと思います。
ストーブを使う時は1時間に1度は窓を開けて、部屋の空気を入れ替えましょう、という注意を皆さんも聞かれたことがあると思います。これは、燃焼によって発生した一酸化炭素等による中毒を避けるための対策です。室内の酸素を燃焼させ、排気も室内にするタイプの開放式ストーブにはどうしてもこの種の問題がついてまわります。
一方FF式ストーブというのは、家の外の空気を燃焼させ(*1)、熱のみを家の中に取り込むタイプのストーブのことです。こうすることで、家の中の空気を汚すことなく暖房することが出来ます。愛知県や岐阜県ではあまり普及していませんが、東北や北海道では一般的に用いられている暖房方法です。
今の住宅はアルミサッシ等の普及により、普通の住宅においても家の気密性が高くなっています。家を新築されて、古い家に住んでいる時と同じ感覚で開放式ストーブを用いると、事故が起きる事もあるので注意しましょう(今は24時間換気が義務付けられているので、換気扇さえ止めていなければ問題は起こりません)。
FFストーブは、燃焼による水蒸気の発生も抑えられるので結露対策にもなるのですが、反面過乾燥という問題も引き起こします。過乾燥と言うのは、乾燥のしすぎの状態です。人にとって快適な湿度は40-60パーセントだと言われます。これが高くなりすぎると、結露やカビなどの問題を引き起こしますし、低くなりすぎると今度は風邪などにかかりやすくなります。この問題に対処するのは難しいのですが、ミノワでは換気量の調整、観葉植物の設置、洗濯物を室内で干してもらったりする等して対処してもらうよう、お願いしています。
*1.強制的に室外の空気を取り込み、ストーブ内で燃焼させた上で、燃焼に用いた空気も室外へ排気します。
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暖房方式
Tags: 冷暖房設備, 温熱環境
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Posted on 月曜日, 1月 7th, 2008 at 18:13
高断熱住宅においては、新築時に冷暖房器具の設置をすることが標準的です。冷房に関しては、電気エアコンがほとんどなので(集中方式か分散方式かの違いはありますが)、迷うことはあまりありません。しかし、暖房には選択肢が豊富にあるため、悩ましい問題です。お施主様に相談されながら、私自身も、どれが良いのだろう?と悩んでしまします。
現在ミノワで採用している主な暖房方式をまとめてみますので、参考にしてください。
- FF灯油ストーブ
- 壁に開けた穴を通して、吸排気を行う方式のストーブ。排気を外部に行うので、室内の空気を汚染しない。また、燃焼による水蒸気の発生も抑えてくれる。本州では珍しいものでしたが、高断熱住宅の普及に伴い増えてきました。外部に灯油タンクを設置する方式にすれば、灯油を入れる手間も省けます。
- 蓄熱式ストーブ
- 安い深夜電力を利用して、耐熱レンガを暖め、その熱を利用して暖房する方式。東北、北海道ではとても普及し、一部地域では電力のピークが深夜になってしまったという裏話もあります。
- マキストーブ
- 木材を燃焼させます。マキストーブは熱量があり快適で、インテリアとしても人気があります。また料理などにも利用できます。ただ、マキの入手、煙突掃除等のメンテナンスも必要となるので、好きな方でないとお勧めできません。最近は、廃材を利用して固めたペレットを燃焼させるペレットストーブもあります。
- 床下暖房
- 外部の熱源で温めた不凍液を、床下の放熱板から放散させ、床下から温める方式。床暖房より、メンテナンス性が良く、コストも安く施工できます(床暖房に比べれば安いですが、他の暖房方式よりは高くなります)。この方式は、とにかく家じゅうの温度ムラが少なくなり、廊下でもトイレでも快適に過ごせます。熱源は灯油、ガス、電気、どれでも利用出来ます。
以上は本当に簡単な説明なので、実際に採用される際は良くご検討ください。他にも、床暖房、オイルヒーター、エアコン、などを組合わせることもあります。また、太陽熱を利用したパッシブ暖房などの考え方も面白いので、いずれ紹介出来ればと思います。
Tags: 冷暖房設備, 温熱環境, 設備
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